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リスクリワードレシオ

リスクリワードレシオとは、「平均利益÷平均損失」で求められる指標です。

リスクリワードレシオが1.0より小さければ、取引1回あたりの利益が少なく損失が大きく(損大利小)、1.0より大きければ取引1回あたりの利益が大きく損失が小さい(損小利大)ということがわかります。

リスクリワードの理想値

一般論ですが、リスクリワードの理想的な数値は2.0~3.0程度といわれています。なぜなら、このレベルであれば勝率が低くても最終的に利益を残せる可能性が高いからです。

リスクリワードが1.0のとき、利確10万円、損切10万円として、10回取引した場合、勝率50%だとすると、期待値は0円です。勝率が70%であれば、期待利益は70万円、期待損失は30万円となり、期待値は40万円となります。リスクリワードが1.0であれば、60~70%の勝率は欲しいところです。

リスクリワードが3.0の場合、利確30万円、損切10万円として、10回取引した場合、勝率40%でも、期待利益は120万円、期待損失は60万円となり、期待値は60万円となります。リスクリワードがこのくらい高ければ、勝率が50%より低くても利益が確保できるわけです。

このように、リスクリワードと勝率はトレードオフの関係にあります。リスクリワードの高さを求めれば勝率は落ちますし、その逆も然りです。これはトレード手法やスタイル、性格やライフスタイルによって個人差が出てきます。

ちなみに筆者(織田ボンド)は、リスクリワード1.0~2.0で、勝率は65~70%程度に落ち着くことが多いです。

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しょーちゃん

FX歴16年目のトレーダー。会社員の傍ら2008年にFXを開始。リーマンショックで売りから入ったにも関わらずなぜか全損。スキャル、デイトレ、スイング、自動売買とあらゆる手法に手を出し、苦節9年かけ2017年ようやく勝ちが上回るようになる。2019年ほぼ専業体制に移行。2022年億トレ。2020年5月から月間で負けナシ連勝記録更新中。現在はスキャル~短期デイトレが中心。2児の父。ゼロサムな為替市場において、日本人トレーダーは欧米のヘッジファンドの搾取対象です。一人でも多くの日本人トレーダーが勝ち続けられるよう、十数年のノウハウをシェアしていきます。

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