ドル円の見通し
144円台にしっかり乗せて、昨日は144.60まで上値を伸ばしたドル円。いよいよ介入ラインとみられる145円が近づいてきた。本当に実弾介入があるかどうかは別にしても、145円から上にガンガン行けるかはギモンである。
また、今週は散々くりかえしているが、期末・月末のドル売りフローも控えていると思われ、今日、明日はその流れに注目である。もし、大陰線などが出てチャートの形状が変わってくれば、この円安の流れも止まる可能性が出てくる。(クロス円などはかなり過熱感が高まっている)
目安としては、6/15を起点とした上昇チャネルを割れるかどうか。144円フラットあたりにチャネル下限がきているが、それを割ってさらに143円ミドルあたりを割ってくると、チャート形状的に天井を付け、下落の流れに変わる可能性が出てくる。
現状では、チャートが変わってこない限り売ることもできないが、上値追いするには高値掴みのリスクも高い。従って、消去法的に「押し目買い」ということになるが、実需のフローが出る場合テクニカルそっちのけになるため、この2日間はそれも難しい局面になってくる。
てことは、「休むも相場」が大怪我をしないためには正しいのかもしれない。
ちなみに、RSIは週足・月足ではまだ買われ過ぎ領域には達していない。先日のユーロ円分析の記事では、ユーロ円(やポンド円)はまれに見る買われ過ぎになっていることを示したが、ひとたびクロス円が下落タームに入れば、クロス円主導の円高になる可能性もあるだろう。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
買いシグナル継続中。月末フローを考えればそろそろ利確しておいてもよいだろう。
6/29(木)の主な指標
10:30 豪・5月小売売上高
15:30 パウエル・FRB議長/デコス・スペイン中銀総裁 対談
19:00 ボスティック・アトランタ連銀総裁 講演
21:00 独・6月消費者物価指数(速報値)
21:30 米・第1四半期(確報値)GDP/GDP価格指数 / 個人消費/コアPCE/新規失業保険申請件数
23:00 米・5月中古住宅販売保留指数
23:30 米・EIA天然ガス貯蔵量