ドル円の見通し
先週末の時点で、ドル円は149円前半まで下落した。
週足チャートをみると、11月第1週が逆ピンバー、2週目がピンバーに包まれた大陽線、そして先週が年初来高値を更新しながら、2週目の安値をも更新する陰線包み足となっている。
これ、2022年最高値151.95とのダブルトップとみなすならば、今年の高値が2回目のトップで陰線包み足ととらまえた場合、ショートするところである。
ただ、トレンド転換のシグナルでいえば、第1週のピンバーの安値148.80どころが割れることが最初の条件である。換言すれば、それが割れるまでは、まだ高値更新の余地は残されていることになる。
一方、ドルインデックスや米10年債利回りをみると、ピークアウト感が出ている。であれば、ドル円も高値更新が難しくなってきているとは言えそうだ。
需給面でいえば、投機筋の円ショートが10万枚を超えているため、年末にかけて決済の玉が断続的に出てくるだろうから、ドル円は上がりにくい。
一方、テクニカル面でいえば、13週MAが149円どころまであがってきており、その下に26週MAが146円どころまで上昇してきているので、買い支えられやすい。
つまり、上がりにくく下がりにくい、高値圏のレンジになりやすいところだ。
トレードアイデア
短期でいえば、
(1)150.30あたりからのショートを狙いたい。
(2)149円を割れるなら一度148.80あたりからのロングで入ってみる。
上値は150.30を突破しても売り上がってよさそうだが、148.80を割れるなら急落する可能性もあるので撤退したほうがいいだろう。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
①11/7(火)の買いシグナルは最大+193pipsの利益。
②11/14(火)の売りシグナルは最大+95pipsの利益。
③11/16(木)の買いシグナルは▲53pipsの損失。
④ドテンして現在11/16(木)からの売りシグナルが継続中。
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