相場感

ポンドどうなる?2021/8/30~

織田ボンドです。

昨日、8/27(金)の23時にジャクソンホールの
パウエル議長の発言が注目されていたんですが、

結果的には
「年内にテーパリング開始が適切になる得る」
というこれまで繰り返してきた発言でしたが、

パウエル議長の発言前に、
連銀総裁とかの複数の要人がタカ派な発言をしていたんで、
それで逆にパウエル議長がこれまでと変わらないハト派な印象になったというのもあって、
金利が下がり、ドル安気味に動き、マーケット(特に株式市場)は安心感。

Fear&Greed指数も、ちょうど50を指しています。

その前が39で、1週間前が23なんで、
いかに市場が安心しているかということがわかります。

ということで各チャート確認です。
(チャート図は動画をご覧ください)

ドルインデックス日足

ということで、
ドルインデックスは昨日
陰線包み足が出た。

先週の動画で93.4の高値を越えたんで、
目指すは94台で、ただこいう場合、
一回ドル安方向に差し込むとしていたが、
その差し込みが深いところまでやってるイメージ。

こうなるとまずは、陰線包み足の高値を超えてこないと、
ドル安が進みやすくなる。

92.20あたりまでのジリ下げになるか?

ユーロドル日足

1.16~1.17の強いサポートゾーンから切り返し。

前回高値かつ1.18のキリ番で止まっている。

この高値を越えてくるんであれば、
その前の高値の1.19、もしくは手前のトレンドラインで一回ひっかかるか。

来週の水曜から9月相場に入ることになるんで、
ここで先にシーズナルチェック。

ユーロ、ドル、ポンドのシーズナルチャート

9月は総じてユーロ高、ポンド高でドル安の傾向。

ポンドドル月足

8月はまだあと2日あるんでわからないが、
今のところ長い下ヒゲが出て1.36台の底堅さがみてとれる。

ポンドドル週足

前回安値のダブルボトムつけにいくか~?と思ったが、
そこまで差し込まず、週明け月曜日から切り返した。

イメージとしては、水曜あたりからの切り返し、
と思っていたが、
東京時間から切り返しはじめた。

ポンドドル日足

1.38が強いレジスタンスと言っていて、
とりあえず高値は1.38までだろうとしていたが、

パウエル議長の発言で1.38近くまでやった。

直近の足が陽線つつみ足になっており、
このトレンドラインが効いているか効いてないか微妙だが、
支えられている感はある。

現状1.3760あたりで、
1.37フラット、もしくは1.36後半あたりまで下げる可能性はあるが、

そこからの屈伸運動を経て、
1.38を超えてくると、もう1回200MAを越えてくる可能性がある。

ポンドドル1時間足

ここからだが、
1.38どころというのは、くりかえしになるが
強いレジスタンスになっている。

①過去チャートでもレジサポとして機能
②200MAが抑えている
③フィボ50%

なので、このまま高値トライして抜けていくのは難しいのでは?

直近の上昇というのはファンダ的な要素での上げであるが、
テクニカル的にいえば、
高値更新の動きがあり、下フリの動きがあったために、
ここの高値も更新する上昇に至ったという見方。

逆にいうと、それでも1.38は超えられていないので、
それだけ強いレジスタンスとして意識されている。

なので、もう一回高値試しに動いてきて、
ダブルトップなどの天井のフォーメーションになってきたら
戻り売り。

1.3750でひっかかる。

または、1.3700~1.3720のサポートゾーンまでの下落。

逆に
①過去チャートでもレジサポとして機能
②200MAが抑えている
③フィボ50%
らをしっかり抜いてくるとなると、
1段ボックスレンジが上がって
1.3800~1.400のレンジに移行してくる。

ポンド円日足

ポンドドルよりはもっとはっきりと切り返していく。

ポンド円1時間足

ここからは、
151.30~151.50のところが、
ポンドドルでいえば、1.38のレジスタンスと呼応しているイメージ。

そこを明確に超えてくると、
152.40までの上昇余地がひろがる。

ただ、ポンドドルでも言ったように、
このまま高値を抜けていくというよりは、
一旦下がるイメージなので、150.70~150.50のサポートゾーンまでの
戻り売りのイメージ。

ただ、シーズナル的には、
9月はドル安、ユーロ高、ポンド高なので、
下がったところからの再度高値トライのポンド高が始まってくる可能性があるので、
安いところからは売れないし、フォーメーション的に底を打ったかたちになったら、
そこからは買いに転換するイメージ。

IMMポジション

先週、結局ポジションはプラスマイナス小さくいったりきたり
と言っていたが、ショートに大きく振っている。

これは逆に1.38をしっかり越えてきたらおもしろい。

ショート勢が大勢担がれることになる。

まとめ

ポンドドル

高値1.3800手前あたりからダブルトップ、陰線包み足、ピンバー、ダマシの上髭などの
天井フォーメーションを確認後、

1.3700~1.3720あたりまで戻り売り

底打ちのかたちが出たら、シーズナルにのっとり、
ポンド買いに転換。

1.3680を下抜ける場合は、ロング転換は見送り。

かつ、1.3800をしっかり抜けて200MAより上で固めてくると、
ショート勢は全部投げるので、押し目買いに転換する。

ポンド円

見方としてはポンドドルと同じ。

151.40~50レベルから天井のかたちを確認後、
150.70~150.50あたりまでの戻り売り。

そのあたりで底打ちの形になってきたらロングに転換。

150.50を抜けても売りでついていきたくはないので、
ドテンはなし。

151.40~50がしっかり抜けて、
ポンドドル1.3800もしっかり抜けてくるようなら、
押し目買いに切り替え。

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しょーちゃん

FX歴16年目のトレーダー。2008年リーマンショック直前よりFXを開始。苦節9年もかかり、”トレードの本質”と”自己最適化トレード”を見出し、現在は週間・月間では負けナシ。スキャル~短期デイトレが中心。妻の第二子妊娠を機にスイングトレードも取り入れるべくMT4用ツール【BondoSignal】を開発。2023年はドル円のみで+9134pipsを稼ぐ。それを使ったメルマガトレードを無料で配信中。

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