ドル円の見通し
ドル円は、未明に141円台まで差し込み、12/1の記事でターゲットとしていた142円を達成した。
日銀植田総裁の 「チャレンジングな状況が続いていますが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っている」という発言がキッカケで、これまでの円売りポジションのぶん投げが起こったのだろう。
これまで指摘してきたように、円売りポジションが限界量の目安となる▲10万枚がキープされていたので、これらのアンワインドがいつ起こってもおかしくなかった。
岸田首相と植田総裁の面会報道があり、未明の植田総裁の発言もあって、据え置き予想とされていた12/18-19に予定されている日銀政策会合が俄然注目となった。ここはまだ現状維持になるかもしれないが、「24年の春闘の行方などを見極めて」としていた政策判断を変更してくるかもしれない。植田総裁の会見などから、年明け1/22-23にも会合があるので、そこで前倒しで変更してくる可能性を見極めることになりそうだ。
さて、ここからだが、テクニカル的には、戻り売り方針は変わらないが、一旦セリングクライマックス的に141円台を達成したことで、ここからは複雑な波動で戻りが入る可能性がある。例えば、26週MAの146.20あたりまでの戻り、151.90→141.60のフィボナッチ50%~61.8%の147円前後あたりまでの戻りがあってもおかしくない。
最終的なターゲットは、2024年前半に130円という目標は変わらない。
トレードアイデア
直近では、144.50あたりから戻りを売ってみる。
それが抜かれるようであれば、145.10~145.30のゾーンをバックに再度戻り売り。
上述のように146~147円台までジグザグしながら戻っていくかもしれないので、適宜利食いを入れながら戻りを売っていきたい。
他方、ドルストレートが思いのほか上がっていないのだが、ユーロドル、ポンドドルも上昇していく機会が訪れるものとみている。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
12/1(金)の買いシグナルは▲53pipsの損失。
現在は、12/7(木)12時に確定した売りシグナル中。
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