ドル円の見通し
先週は149.80どころまで上昇したドル円だが、150円には届かず反落している。
週足チャートを引いて眺めてみると、2022年の高値151.95をつけた「急激な上昇」と、今年の150円どころをつけた「ジワジワの上昇」とで、まさに中長期的なダブルトップをつける典型的なチャートフォーメーションになっている。
ここから151.95に肉薄するのか、少しブレイクするのか、150円に乗らずに反落するのか、現時点ではわからないが、いずれにせよジワ上げのダブルトップをつけた場合は急反落する、というのがセオリーではある。
ファンダ的にも、FRBは利上げ停止、日銀は金融正常化模索の段階に入ってきているので、ドル円巻き戻しのキッカケになるのか、今月末のFOMC、日銀会合には要注目である(毎度注目なのだが)。
米10年債利回りチャートは、週足で同じくくらいの大きさの陽線と陰線が連続で出ている。これだけで反転のシグナルとはいえないが、反転の際によく見るかたちではある。日足だとチャネルを飛び出してダブルトップをつけて、現在は再びチャネルの中に入ってきている。一時的なチャネルブレイクがクライマックスであれば、まだ距離はあるがチャネルの下限を試しにいき、チャネルを下割れすると利回りのトップアウトは確定するだろう。
トルインデックスは、105.88のレジサポを一度割れたが、現在は再び上昇し、高値107.20を目指しそうな動きである。ただ、107.20に達せず反落し、再度105.88を割れるながら、こちらもトップアウトの可能性が高まるだろう。
いずれにしても上値は重いが反落・反転もない、ウダついた時間がまだ続きそうだ。
トレードアイデア
ドル円の1時間足レベルでは、下降チャネルを形成しているようである。
直近のサポートとしては、149.30。
すでに今朝そのあたりをつけて少しリバウンドしているが。
149.30を割れても、149.00~20は出来高の多い価格帯なので下げにくいだろう。そこでサポートされて反転上昇+時間経過も伴いながら下降チャネルの上辺を上抜けるなら一旦ロングもアリ。
149.00を割れるなら、148.60あたりまでの下落を見込むが、ここも過去にもみあった出来高のある価格帯なので、想定よりは下がらないかもしれない。ゆえにスキャル的な短期保有で欲張らず確実に利益を確保すべきだろう。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
10/10(火)からの買いシグナルが継続中。
(画像クリックで拡大できます)
10/16(月)の主な指標
21:30 米・ 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数