ドル円の見通し
いやはやドル円は動かない。昨日のパウエル議長の発言(日本時間午前1時)までのドル円のボラティリティーは、東京時間16pips、欧州時間16pips、NY時間16pipsであった。議長の発言で30pips上下に動いたがそれだけである。
そんななか、日銀界隈の発言でAIが反応して148円台に突っ込んだり、ドル円ロングのポジションを解消している大口の決済ぽい動きがある。月末にFOMCと日銀会合があるので、リスク軽減のためにこれからもポジション解消の動きもまだ出てくるだろう。
チャートをみると、日足レベルで上昇ウェッジをつくり、その中に4時間足レベルでも上昇ウェッジを形成、さらにその中に1時間足レベルでも上昇ウェッジをつくっている。
ふつうに考えれば、このまま上昇ウェッジの上辺(一番手前で150.30。より大きなウェッジの上辺で151.20あたり)まで上値を伸ばすと考えられるが、介入警戒感もあり、中央銀行イベントも控えているため150円乗せもままならない。
兎にも角にもしょーもない動きで、手を出してもしょうがない。レポートを書く気も削がれるのである。
トレードアイデア
トレードアイデアはドル円に絞って書いていたが、どうしようもないので、何をトレードしているのかといえば、ポンドドルのショートである。ポンドドルは7月から下落トレンドが続いて、下降ウエッジを一度上抜けたが、現在その根元あたりまでプルバックしてきている。根元となる安値は1.2030あたり。ただ、その売りも最終段階かもしれない。ここから1.2000割れもあり得るかもしれないが、それが底となるのではないか。ないし、現段階で右肩上がりのダブルボトムをつける可能性もある。個人的には、一度1.2000を割ってもらって、売りが続かないところをロングしたい。
が、ポンドドルをロングするなら、ユーロポンドが上昇基調なので、ユーロドルをロングした方が合理的ではある。
とはいえ、米10年債やドルインデックスが現在の強い基調であれば、少なくとも月末まではドルストレートは今の動き(下落基調)が継続するかもしれない。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
10/10(火)から買いシグナルが継続中。
(画像クリックで拡大できます)
10/20(金)の主な指標
0月20日 15:00 |
GBP | 小売売上高(除自動車) 前年同月比 9月 | -1.4% | -0.2% |
10月20日 15:00 |
GBP | 小売売上高 前年同月比 9月 | -1.4% | -0.1% |
10月20日 15:00 |
GBP | 小売売上高 前月比 9月 | 0.4% | -0.2% |
10月20日 15:00 |
DEM | 生産者物価指数(PPI) 前月比 9月 | 0.3% | 0.4% |
10月20日 15:00 |
GBP | 小売売上高(除自動車) 前月比 9月 | 0.6% | -0.4% |
10月20日 15:35 |
JPY | 植田和男日銀総裁、発言 | ||
10月20日 21:30 |
CAD | 小売売上高 前月比 8月 | 0.3% | -0.3% |
10月20日 21:30 |
CAD | 小売売上高(除自動車) 前月比 8月 | 1.0% | 0.0% |