ドル円の見通し
欧州、米国タイムには日銀介入は行われないため、欧米勢が一気呵成に円を売って、日足で144円台に乗せた。当局の牽制発言から145円以上を介入基準と考えれば、まだ1円以上のバッファがあるとも捉えられる。
とはいえ、万が一の高値掴みのリスクもあるので、やはり高値追いはできない。押し目を拾っていくしかない。
サポート1としては、143.50付近。
ここは上昇チャネルの下限ラインと、ピボットサポート1が重なるところ。
サポート2としては、142.90どころ。
ここは前回、前々回の上昇の起点となっているところである。
また、今日はECBフォーラムにて22:30からラガルト総裁、パウエル議長、植田総裁らの発言があるかもしれない。ECBとFRBはタカ派発言もあり、それがプライスにも反映されている。より注目は植田総裁の発言。前回の日銀会合では、YCC変更の議論があったことが明かされた。これまでハト派を貫いている植田総裁なだけに、タカ派的な発言があれば円高になるだろう。
期末・月末のドル売りフローや介入警戒感もあるなか、ドル円はどこまで上値を伸ばせるだろうか?ややもすると、7月に入る頃にはガラっと景色が変わっていることもあるのではないか、と思っているのだが。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
6/26(月)の売りシグナルは▲72pipsの損失となった。現在は、6/27(火)19時に確定した買いシグナル中。
6/28(水)の主な指標
17:00 デギンドス・ECB副総裁 討論会出席
18:00 デギンドス・ECB副総裁 討論会出席
19:30 レーン・ECB専務理事 / ピル・BOEチーフエコノミスト 討論会出席
22:30 ラガルド・ECB総裁 / パウエル・FRB議長 / ベイリー・BOE総裁 / 植田・日銀総裁 討論会出席
23:30 米・EIA原油在庫
00:00 ラガルド・ECB総裁 ECBフォーラム閉会挨拶