ドル円の見通し
昨日21時半の指標が予想よりも弱く145.50あたりまで売り込まれたドル円は、一転23時の指標が上振れたことにより146円台に回復した。
日足のMACDはデッドクロス、RSIはダイバージェンスを形成しており、これらのシグナルは転換を示唆している。
今日は21時半にPCEデフレーターの発表があるが、FRBはこの個人消費の指標を重要視しているため、数字次第で荒れるだろう。予想よりも上回れば(さらなる)利上げ観測でドル高になるが、下回ったほうがサプライズとなりドル売りが強くなるのではないだろうか。
テクニカル的には、高値147.40から安値145.70の50%戻りの146.50どころで止められて反落している。前述の指標や明日の雇用統計で147円に乗っけられずに、144.50を下回れば前述のオシレーターも含めてトレンド転換のシグナルが強化され、まずは140円程度、中長期では130円あたりまでの下落トレンドを見込む。
トレードアイデア
まずは145.60~146.60のおよそ1円幅のレンジを意識する。その中で細かく区切りながら短期勝負に徹する。
時間足では上値が切り下がってきているので、146.30~40をバックに戻り売り。145.90割れでレンジ下限145.60までの下落をみる。レンジだからといってレンジ下限での逆張りロングはおすすめしない。
くりかえすが、指標次第でまた上を目指す可能性があるので、どちらにせよ指標前にはクローズしておくことが肝要である。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
売りシグナル継続中。
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8/31(木)の主な指標
08:50 日・7月鉱工業生産(速報値)(前月比/前年比)
08:50 日・7月小売売上高(前月比/前年比)
10:30 中国・8月製造業PMI
10:30 中国・8月非製造業PMI
15:00 独・7月小売売上高(前月比/前年比)
16:00 トルコ・第2四半期GDP(前期比/前年比)
16:55 独・8月失業率
16:55 独・8月失業者数増減(前月比)
18:00 ユーロ圏・8月消費者物価指数(速報値)(前月比/前年比)
18:00 ユーロ圏・8月消費者物価指数(コア)(速報値)(前年比)
18:00 ユーロ圏・7月失業率
21:00 南ア・7月貿易収支
21:00 メキシコ・7月失業率
21:30 米・7月個人所得(前月比)
21:30 米・7月個人消費支出(前月比)
21:30 米・7月PCEコア・デフレータ(前月比/前年比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
21:30 加・第2四半期経常収支
22:45 米・8月シカゴ購買部協会景気指数
23:30 米・EIA天然ガス貯蔵量(前週比)