ドル円の見通し
7/18(火)のNYタイムにおける指標がらみで2回137円台に突っ込んだドル円だが、137円台ではすぐに買われて底固さを見せている。(1時間足ローソクで長い下ヒゲ2本が出現)
そして現在(午前9時時点)では、139.00を挟んでの攻防である。139円台ではまだ戻り売りが強く、ローソク足も上髭が何本か出ているがどこかのタイミングでいずれ上抜けしてくるとみている。
ファンダメンタルズとしては、来週の日銀会合でYCCの修正があると囁かれていてそれが円高圧力となっていた。しかしながら、昨日に植田総裁が「持続的、安定的な2%インフレ達成には距離がある」とそれを打ち消す発言をしたため、円安方向に動いた。
上値としては、
139円台前半にでも定着できれば、139.70~80、もしくは140.00を目指すかたちとなる。
下値としては、
浅いサポートでいうと138.70。そのすぐ下の138.50を切れると再度138円フラットどころから137円台まで突っ込むことになるだろう。
なお、中長期的な大局観としては、フィボ50~61.8%である141~142円まで戻ってから、いずれは130円割れの円高をみている。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
7/14(金)20時の買いシグナルは+80pipsの利益。
7/18(火)16時確定の売りシグナルは+63pipsの利益。ただ、これは指標絡みなので取れないかもしれない。
そして現在は、7/19(水)午前3時に確定した買いシグナル中である。
1週間以上売りシグナルが続いた後は、下図のようにシグナルが頻発している。これはトレンド転換時の「天井圏のレンジ」や「底値圏のレンジ」で起こることが多い。今回は値幅があるのでうまく利益となってくれているが、このシグナルはスイングレベルのトレンドフォローシステムのため、狭いレンジの場合は連敗となることがある。アヤシイと思ったら方向性が決まってから(レンジブレイクしてから)シグナルの方向へ乗るのでも遅くはない。
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7/19(水)の主な指標
15:00 英・6月消費者物価指数/生産者物価指数/小売物価指数
17:00 南ア・6月消費者物価指数
18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数(確報値)
20:00 南ア・5月小売売上高
21:30 米・6月住宅着工件数/建設許可件数
23:30 米・EIA原油在庫