ドル円の見通し
FOMCは金利据え置き、ドットチャートは(今後の利上げ予想1回に対し)あと2回の見通しという内容。その後のパウエル議長の発言はそこまでタカ派な内容ではなかった。
ドル円はFOMC前に139円前半まで下落していたところ、140円台に再浮上。
テクニカル的には三角持ち合いを上にブレイク後、再度三角持ち合いの中に入り込み、再ブレイクするというかたちとなっている。となると、前日高値140.30どころを上抜くと上値140.90を目指しやすくなるだろう。
この、
①三角持ち合い上抜け
②もう一度三角持ち合いの中にもぐる
③再度三角持ち合いを上抜け
という下値を確認してからの三度目ならぬ「二度目の正直ブレイク」はよく見られる動きである。
利上げ見通しは年内まだ2回あるとなり、円に対してはドル高の動きのため、ファンダ的にもテクニカル的にもドル円は底堅く、上値を追いやすくなるだろう。
上値は前日高値140.30処をブレイクで、直近最高値140.90を目指す動き。そこもブレイクするなら142.50までの上昇余地が出てくる。ただし、個人的にはドル円の上値はそのあたりまでという認識でいる。
下値は三角持ち合いの下限が切り上がっているので139.20がサポート1。というか139.20~138.70の50pips幅がサポート帯となっている。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
買いシグナルは+74pipsの利益。FOMC前の売りシグナルは+23pipsの利益(これは伸ばそうとしてたら損失になったかもしれない)。そして現在これを書いている間に6/15(木)10時に140.36で買いシグナルが確定した。
6/15(木)の主な指標
07:45 NZ・第1四半期GDP
08:50 日・5月通関ベース貿易収支/4月機械受注
10:30 豪・5月失業率
11:00 中国・5月小売売上高/鉱工業生産
18:00 ユーロ圏・4月貿易収支
21:15 欧州中銀(ECB)政策金利発表
21:15 加・5月住宅着工件数
21:30 米・6月NY連銀製造業景気指数
フィラデルフィア連銀景況指数/5月小売売上高
輸入物価指数/新規失業保険申請件数
21:45 ラガルド・ECB総裁 定例会見
22:15 米・5月鉱工業生産/設備稼働率
23:30 米・EIA天然ガス貯蔵量
05:00 米・4月対米証券投資収支