その理由はハッキリしています。
「感覚でトレードしてしまっている」「過去検証をしていない」や「トレンドに乗れていない」など、そーゆー表面的なことじゃなく、
もっと
人間の本能的な部分、
相場の本質的な部分から
勝てない理由を掘り下げます。
ただ、その理由はひとつではないので、それぞれの要素をひとつずつ解説していきましょう。
「これからFXを始めてみたい」という人は事前知識として、「なかなか勝てない」「勝てはするけどトントンから抜け出せない」という人は、それぞれの解説を読んでもらって、自身のトレードと照らし合わせじっくり考えてみてください。勝ち続けられるようになるなんらかのヒントを見い出せるはずです。
FXはゼロサムゲーム
FXは、勝つ人の裏側に必ず負ける人がいます。
あなたの利益は誰かの損失
あなたの負けは誰かの勝ち になっています。
もっと実際のマーケットに合わせていうと、
日本の個人投資家の損失は
欧米の機関投資家の利益
になっています。
悔しいですが、これは長年のデータから明らかです。つまり悲しいかな、ぼくらはカモなのです。。
で、それを知ったからってなんなの?どうすりゃいいの??
みなさんFXをやるにあたり、とりあえず『FXの教科書』的な本やブログを読みますよね。ファンダメンタルズはちょっとよくわからないから、まずはテクニカルから学ぼうとします。
もちろんテクニカルの基本すらも知らなければ、免許を持っていないのにもかかわらずクルマを運転しようとするようなものです。ただ、相場に参戦するということは、ピカピカの運転免許を取得してその基礎知識、基礎技術のみでF1レースに参戦するようなものなのです。ローソク足、移動平均線、RSI、MACD、一目均衡表、、ふむふむ。これがこうなったら合図で「買いだ!」
アレ?勝てねーー!
てか、
5勝5敗なのに超絶負け越しーー(泣)
そうなんです。
初心者のやることなんて
やつら欧米のプロからしたらお見通しなんです。
ゼロサムゲーム。
その本質は
”ダマシ合いのゲーム”なのです。
ダマシ合いのゲームなのに、教科書的で、キホン的で、初歩的な知識が通用すると思いますか?それが通用するのなら誰もちっとも儲かりません。誰かの利益が誰かの損失ならば、誰かをダマさないと大きな利益が取れないわけです。弱肉強食のマーケットです。えげつない市場です。
(それが嫌なら株式市場にいくべきです。株式市場は「みんな儲かる」が体現されるマーケットです)
・・・さらに悲しいお知らせです。
ダマシ合いといっても、FX市場においては、残念ながらぼくら個人投資家は「ダマす側」にまわることはできません。
これはもうしょうがない。
FX市場においては資金力がモノをいいます。なんたって1日に700兆円もの金額が動くマーケットです。ぼくら個人投資家がなにをやろうにもどうすることもできません。一部の機関投資家が数千億~数兆円もの取引量で相場を動かしてくるのです。
要するに、欧米機関投資家がダマくらかしてくる動きに、ぼくらはダマされないようにしなければいけないのです。
そしてさらに、やつら機関投資家の動きに、ぼくらは追随していく必要があります。
なので、やつらがどんな時にどんな動きでダマしてくるかを、リアルタイムマーケットを読み取りながら対応していくしかないのです。
FXトレードで勝ち続けていくためには、座学や分析も必要ではありますが、現場レベルの洞察力や対応力を磨いていかなければなりません。
(どのような動きがダマシなのか、その具体例についてはまた項を改めて説明したいと思います)
まずはこれら”FX市場の本質”をわかっておいてください。さもないとなかなかFXで利益を残していくことは難しいでしょう。