先週、先々週の記事でも言及してきたように、
(ようやく)ドル円が落ちてきた。
日柄やポジションの偏り、
それに伴うプライスの面からしても、
やはり2/13の150.85アラウンドが円安の限界値だったようだ。
現状は13週MA(146.70)に支えられている状態である。
と、同時に2023年12月の安値140.20から、
直近最高値150.85のフィボナッチ38.2%どころにもあたっている。
ややもすると、短期的には
一旦リバウンド局面が訪れるかもしれない。
反発の目安としては、148.30~50をメドとしたい。
このまま続落するのであれば、
フィボ50%の145.50を目指すことになるだろう。
最終的には、この下落波動は、
中長期的に直近安値140.20を割れ、
2023年の安値127円処を目指す可能性もある。
3/15(金)春闘第1回集中回答結果で4%以上なら、3月の日銀会合でマイナス金利解除か
3/18~19に日銀政策決定会合が行われる。
マーケットのコンセンサスでは、
4月の日銀会合でマイナス金利解除とされているが、
ぼくは以前から3月にやる可能性を指摘してきた。
ここにきて、先週あたりから
日銀界隈からタカ派的ニュアンスの発言が頻発している。
会合に先駆けて、
3/15(金)に春闘の1回目の回答結果が発表されるようだ。
これは全4回だか発表されるようだが、
過去の事例をみると、
ほぼ第1回目の結果からブレることはないらしい。
つまり、1回目の結果がすべてだということ。
そして、この結果が4%以上の賃上げなら、
日銀はマイナス金利解除に動く可能性が高いということだ。
ドル円は下落波動に転換してきたが、
マイナス金利解除を織り込んでいるとはいい難い。
3/15までにどれだけ織り込むか?
その結果を受けてどういった動きをするのか?
さらにその先の利上げサイクル
(ないし利上げしないサイクル)も先取していくのか?
ようやく動き出してきたドル円。
おもしろくなってきそうだ。