相場感

5/20(月)~ドル円の相場感。ドル高も終焉へ。そして円高へ。

前回4/30(火)の記事で、160円が円安のクライマックスか?と言及したが、その流れが濃厚になってきた。

さらに、同じく前回の記事で
157~158円で2回目の介入がなければ、
ファンド勢は再度160円を目指すとも書いたが、
まさしく157.60あたりで2回目の介入があった。

この時も介入パターンである5円下落の半値戻し狙いで
152円台に突っ込んだところから逆なりロングを狙っていたが、
惜しくも153円のキリ番あたりで跳ね返ってしまった。

(ご存じのように、その後157円近辺まで戻した)

そして先週のCPIをトリガーとして
再度153円台まで下落し、
現状155~156円をウロチョロしている状況である。

IMMは円売りポジ▲12万枚に縮小。逆にリテールは円売り拡大へ。つまり・・・

これらの流れを受けて、
最新のIMMポジションは
ネットショート▲12万枚程度まで縮小している。

ロングはたいして変動していないので、
投機筋は円ショートを手仕舞いしたということである。

一方で、160円への急騰で焼かれたリテールは、
ここぞとばかりに円売りに転換したらしいので、
円高トレンドへの転換により
またまたリテールは焼かれるのかもしれない。。

日米金利差は縮小。金利差によるドル円レートは149円台が適正。

この円安トレンドは、日米金利差の拡大によって進行してきたが、
米国の利下げ思惑と日銀の利上げ思惑により、
日米利回り差は確実に縮小している。

日米10年国債金利差の日足チャート

金利差によるドル円レートはせいぜい150円程度だったが、
それ以上の円安になった原因は、ずっと言及しているが
投機筋による過剰な円売りポジションによるものだ。

利回り差も縮小しつつあり、
ファンドの円売りポジションも縮小してきている
という円売りトレンドを醸成してきた
二大要因が縮小してきていることを考えれば、
すでに円安トレンドは160円で終了し、
130~140円を目指す円高に転換しつつある、
と考えるのがノーマルだろう。

ドルインデックスは下落基調。6月にドルは暴落するか?

ドル円だけを見ていると、
ドルは依然強いままと誤認しかねないが、
ドルインデックスをみると、
高値から下落基調になっている。

ドルインデックス日足チャート

ドルは直近高値106.50近辺を超えなければ、
6月には100割れを目指す下落となるかもしれない。

一方、逆相関のユーロドル、
同じ欧州系通貨のポンドドルなどは、
200MAを日足・週足で上抜けてきているので、
ドル下落の証左となっている。

ゆえに、徐々にドル円も下落してくるだろう。

中期スパンで、
ユーロドルのロング
ポンドドルのロングがおもしろいかもしれない。

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BondoFXしょう

FX歴16年のトレーダー。会社員の傍ら2008年にFXを開始。リーマンショックで売りから入ったにも関わらずなぜか全損。スキャル、デイトレ、スイング、自動売買とあらゆる手法に手を出し、苦節9年かけ2017年ようやく勝ちが上回るようになる。2019年ほぼ専業体制に移行。2022年BondoSignal開発。2同年に億トレ。2020年5月から月間で負けナシ連勝記録更新中。現在はスキャル~短期デイトレが中心。2児の父。ゼロサムな為替市場において、日本人トレーダーは欧米のヘッジファンドの搾取対象です。一人でも多くの日本人トレーダーが勝ち続けられるよう、十数年のノウハウをシェアしていきます。

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