相場感

嫌な兆候。みんながドル円は140円ターゲットと言い出した

ドル円はテクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、138~140円近辺まで上昇するようにみえる。僕自身もそのように発信していた。

しかし、例えばZaiFXのコラムなどをみても、みんながこぞって140円をターゲットと言い始めた。

これは嫌な兆候である。

全員が同じ方向を向くとき、市場というものは裏切るものである。

これはとくに為替市場はゼロサムゲームのため、原理的にそうなると言わざるを得ない。

140円に到達しても、そのまま円安方向ではなく、そろそろ天井の警戒感は持っておく必要があるだろう。

3/9~10を警戒

過去20年のシーズナルチャートをみると、3/9(木)が転換点である。

そして、3/10(金)は日銀政策会合と米雇用統計がある。

シーズナル的にも、ファンダ的にもこのあたりが転換点になる可能性がある。

つまり、円安の一旦の天井となるかもしれない。

日銀は黒田総裁の最後の演説である。

「最後の最後でサプライズ的な置き土産なないだろう」というのがマーケットのコンセンサスだが、市場とは対話をしない黒田総裁のことだから警戒は怠れない。

いずれにせよ、「想定外すら想定内」にしておき、備えておくことがトレードでは重要である。

 

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しょーちゃん

FX歴16年目のトレーダー。2008年リーマンショック直前よりFXを開始。苦節9年もかかり、”トレードの本質”と”自己最適化トレード”を見出し、現在は週間・月間では負けナシ。スキャル~短期デイトレが中心。妻の第二子妊娠を機にスイングトレードも取り入れるべくMT4用ツール【BondoSignal】を開発。2023年はドル円のみで+9134pipsを稼ぐ。それを使ったメルマガトレードを無料で配信中。

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