相場感

4/15(月)~ドル円の相場感。IMMポジは過去最大に接近!株は下落へ?

しょーちゃん
3/12(火)に娘からコロナをもらい、2週間以上倒れていました。ダルさがすごくて何もできず、何もやる気がおきず、もしかすると鬱病ってこんな感じなのかも?とか思ったり。

味覚もぶっとんでいて、カレーを食べても何も味がしないことの衝撃。「これからの人生、味がわからないくらいならシンだ方がマシ!」とも思いましたよ。

それでも少しづつ回復し、トレードに復帰したのは3/29(金)。そこからさらに2週間経っていますが、ひさしぶりに相場感ブログを更新します。

前回のブログ記事から1ヶ月も経っているが、
ぼくがシンでいる間に
ドル円はあれよあれよと最高値を更新。

前回の記事で言及していたように、
短期的なリバウンドはあれど、
下向きに転じた兆しが出ていたので、
そこから2022年の高値を
更新してくるというのは意外感があった。

つまり、1か月前の
下落に転じて130円を目指す、
というのはマチガイだった。

というか、まだ時期尚早であった。

ドル円月足チャート

それでも相場が現実であり、
相場についていくしかないので、

実際のトレードは
落ちたらロングで拾う、
スキャルピングをキホンとしていた。

さて、ドル円を取り巻くトピックは
以下のようにいろいろとある。

為替介入はあるのか、ないのか

岸田首相欧米中はない(帰国後に介入)

152円に突入してきたら介入があるとみる向きが多かったが、CPIで1円以上急騰(急落)し、現状153円台にのってきても(口先介入はあれど)、実弾は出ていない。

岸田総理が訪米している間は介入できないという意見もあったが、逆を言えば、もし岸田の訪米が介入できない理由だったならば、今週(4/15~)はどこかで介入があるはず、ともとれる。

G20中はない(終了後に介入)

さらに、今度は4/17~18にG20があるため、それが終わってからだ、という意見もある。

鈴木財務相は「ドル高懸念の議論もある」という発言もあった。

となると、4/19(金)のNYタイムで介入なのか?

なお、2022年の介入の1回は金曜日の23時半頃だった。
(さらにもう1回は週明け月曜日のオセアニア時間に介入)

155円までない(155円接近or超えで介入)

プライスレベルでいえば、
155円まで介入はない
という見方もある。

テクニカル的には、
フィボナッチやN計算値でみると
155円がひとつの節目(キリ番でもある)ではある。

基本スタンスとしては、
いつ介入があってもおかしくない、
という警戒感のもとトレードするしかない。

従って、相変わらず、落ちたところを基本はロングで拾い
(上値が重そうならショートも打ちながら)
とにかく短期決済のみに徹する。

株式の下落と中東情勢

地政学リスクは織り込まれておらず、
イスラエルのイラン大使館への攻撃で
中東情勢の緊迫化が再び持ち上がったことで、
株が売られ、原油が上昇した。

本日4/14(日)のニュースでは、
イランの報復攻撃(ドローンによる攻撃)は
一旦終了ということのようだ。

なお、その前から、米金利の利下げ見送り、
一部では利上げという意見も出ていて、
株は下落していた。

チャートをみると、
NYダウにしろ、日経平均にしろ、
下落波動に転換した可能性が出ている。

一時的に有事のドル買い、
円買いのタームが出ていたが、
152円台に下落すると、すぐに円は売られて
153円台に戻して週末に入った。

ただ、このまま株式が
下落トレンドになった場合、
ドル円も下落してくる可能性は
考慮しておいたほうがよいだろう。

IMMのショートポジションが過去最大級に積み上がっている

注目してきたIMMのポジションだが、
ショートが一層膨れ上がり、
4/9(火)時点のショートが▲209426枚、
ネットショートが▲162151枚まで積み上がっている。

以前にも言及したが、
過去最大のネットショートは
2007年6月の▲188000枚である。

ドル円月足チャート

4/9から1週間が経過する今週(4/15~)には、
さらに円安が進んでいることから、
18万8千枚に肉薄しているか、
すでに超えている可能性がある。

もしこのポジションが
巻き戻されるような出来事があった場合、
一気に円高に振れることになる。

そのキッカケが、
介入なのか、地政学リスクなのか、
日米金利差の縮小なのか、
なんらかの(例えば中国経済絡みや米地銀の)金融危機なのか、
わからないが、その備えはしておきたい。

8年サイクルの終了

ドル円の有名なサイクルに「8年サイクル」がある。

要は、変動相場制移行、ドル円において
主要な高値を8年ごとにつけるサイクルである。

8年とひとくちにいっても、
96カ月(8年ちょうど)~106カ月(8年10ヶ月)と幅がある。

過去最長の106カ月だったのは、
1998年~2007年である。

そして、2024年4月というのは、
前回高値2015年6月から数えると、
106カ月目になる。

しかも、前述したように、
IMMポジションがその2007年と同等の
ネットショートが積み上がりつつある。

これらを「奇妙な一致」と勘繰るのは下衆だろうか?

そろそろ円キャリートレードも
一旦終了が近いかもしれない。

  • この記事を書いた人
アバター画像

BondoFXしょう

FX歴16年のトレーダー。会社員の傍ら2008年にFXを開始。リーマンショックで売りから入ったにも関わらずなぜか全損。スキャル、デイトレ、スイング、自動売買とあらゆる手法に手を出し、苦節9年かけ2017年ようやく勝ちが上回るようになる。2019年ほぼ専業体制に移行。2022年BondoSignal開発。2同年に億トレ。2020年5月から月間で負けナシ連勝記録更新中。現在はスキャル~短期デイトレが中心。2児の父。ゼロサムな為替市場において、日本人トレーダーは欧米のヘッジファンドの搾取対象です。一人でも多くの日本人トレーダーが勝ち続けられるよう、十数年のノウハウをシェアしていきます。

-相場感

© 2024 BondoFX