ドル円の見通し
昨日の米CPIで146.40どころまで上昇したドル円だが、
NY後場で上昇分を打ち消し、
今朝8時頃にはWボトムをつけている。
4時間足をみると、
ダブルトップが切り上げているのに対し、
RSIは切り下げている、
いわゆる”ダイバージェンス”が現れている。
RSIの開発者であるJ・W・ワイルダーは、
ダイバージェンスが示す転換シグナルを
「RSIの最大の特長」と述べている。
それに照らせば、昨日のCPIでつけた高値が戻り高値となる可能性が出てきた、というわけだ。
以前から戻り高値候補として、
フィボ50%戻りの146.00~61.8%戻りの147.50が
戻りの限界値としてきたが、
「戎天井」も過ぎたことで
そろそろ円高トレンドに復帰する頃合いかもしれない。
さらに、来週には13週MA(146.70)と
26週MA(146.40)がデッドクロスになりそうで、
それも上値の重さとなっていると思われる。
逆をいえば、147.50を超えるようなことがあれば、
直近安値140.30からのリバウンドはまだ継続することになる。