ドル円の見通し
昨日(10/10)149円を試すも滞空時間が短く、すぐに148円台に戻され頭の重さを確認したドル円。
米10年債利回りは上昇チャネルにまた入り込んできており、ドルインデックスは注目していたサンドイッチライン105.88を割り込んできている。
対してユーロドルは、7/18の高値1.13150からの下降チャネルの上辺を上抜けしつつある。
つまり、ドルの反落っぷりが鮮明になってきているというわけだ。
下落の要因としては、FRB関係者ら(ナンチャラ連銀総裁とか)の、ハト派的な発言とされている。中東の地政学リスクも円買いと関係あるかもしれない。とまあ、ファンダ的には後付けで何とでも言えるのだが。
また、指標としては本日に米PPI、明日にはCPIがある。
去年2022年の高値151.95からのドル円下落トレンドは、(3回の円買い介入からの)11月のCPIショックがトリガーとなった。ハト派に傾きつつあるFRB要人の発言からのCPIで暴落になったらおもしろいのだが。
トレードアイデア
総合的に勘案して、下落基調に転換してきたかに見えるドル円だが、明確な下落シグナルは点灯しておらず、まだ150円をトライする可能性はある。147円台に突っ込んで日足が確定すると、基調転換の最初の合図となりそうだが、まだ粘っている。
近いところでは、前日高値149.10をバックに戻り売り。
149.20を超えてくると、149.50まで上昇余地が出てくる。
149.50まで戻り売りを試す価値はあるが、そこも超えてくると150かそれ以上を目指すかたちになる。
下値148.30~上値149.20~149.50のレンジともいえるが、二段階の高値からの戻り売りを推奨したい。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
10/6(金)から買いシグナル継続中。
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10/11(水)の主な指標
10月11日 15:00 |
DEM | 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比 9月 | 0.3% | 0.3% |
10月11日 15:00 |
DEM | 消費者物価指数(CPI、改定値) 前年同月比 9月 | 4.5% | 4.5% |
10月11日 16:00 |
TRY | 経常収支 8月 | -54.7億ドル | -5.3億ドル |
10月11日 20:00 |
USD | MBA住宅ローン申請指数 前週比 | -6.0% | |
10月11日 21:30 |
USD | 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前年同月比 9月 | 2.2% | 2.3% |
10月11日 21:30 |
USD | 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比 9月 | 0.2% | 0.2% |
10月11日 21:30 |
USD | 卸売物価指数(PPI) 前年同月比 9月 | 1.6% | 1.6% |
10月11日 21:30 |
CAD | 住宅建設許可件数 前月比 8月 | -1.5% | 0.5% |
10月11日 21:30 |
USD | 卸売物価指数(PPI) 前月比 9月 | 0.7% | 0.3% |