ドル円の見通し
本日は月末で、9/27(水)に書いたように、昨日の欧州時間あたりから月末フローが出ているようだ。ドルが売られ、ユーロやポンドは上昇している。ユーロドルやポンドドルは日足チャートのRSIで30を大きく割れる売られ過ぎとなっていた。
ドル円とリンクしている米10年債利回りチャートは、上昇チャネルの上辺を上抜けたところで下げてきている。もし下げたまま今週が終わると、週足チャートは上髭となる。
ドルインデックスも高値105.88を大きく上抜けて、その次の高値(サンドイッチライン)107.60近辺を目指す勢いだが、現状では105.88まで戻ってきている。
ゆえに、ドル円も執筆時点(16時)で148.88あたりまで下落している。
が、これら月末フローが一巡して10月相場が始まれば、またドル買いが強まるというのが通常の見方である。
一方で、テクニカル的には、
・米10年債利回りチャートがチャネル上限
・ドルインデックスがRSIで買われ過ぎ
・ドル円は5年移動平均乖離率で(2022年10月152円どころと同じ)30%あたりまで拡大してきている、かつIMMでネットで10万枚の売り越し
などなど、ドル売りへとターンオーバーしてもおかしくないところまで来ているのも事実である。
2022年の10月がそうであったように、今年も10月がドル買いのピーク、トレンド転換となるのか見ものである。
トレードアイデア
月末フローの流れがどこで止まるかである。
ぼくは月末の勝率が著しく悪いのだが、あなたはどうだろうか?従って、個人的には様子見としたい。
無理にやるなら、148.60あたりに上昇トレンドラインの下辺があるので、一旦そこで押し目買いしてみる。
その下では147.90~148.00からの押し目買い。もし147.90を割れるなら一旦辞める。
もし、月末フローが終わっても147.90を大きく割れるなら円安の流れが終了した可能性も出てくる。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
9/22から買いシグナル継続中だが、このまま148.876以下で17時を迎えると、売りシグナルが確定するような状況である。(執筆時点の16時台では未確定)
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9/29(金)の主な指標
15:00 英国 4-6月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
15:00 英国 4-6月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
15:00 英国 4-6月期四半期経常収支
16:00 スイス 9月KOF景気先行指数
17:30 英国 8月消費者信用残高
17:30 英国 8月マネーサプライM4(前月比)
17:30 英国 8月マネーサプライM4(前年同月比)
18:00 ユーロ圏 9月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
18:00 ユーロ圏 9月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 南ア 8月貿易収支
21:30 米国 8月個人消費支出(PCE)(前月比)
21:30 米国 8月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
21:30 米国 8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国 8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30 米国 8月卸売在庫(前月比)
21:30 米国 8月個人所得(前月比)
21:30 カナダ 7月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30 カナダ 7月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
22:45 米国 9月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米国 9月ミシガン大学消費者態度指数・確報値