ドル円の見通し
7/7(金)の米雇用統計により、注目していた143円を割れて142円ローで越週したことにより、2023年前半中127円から続いてきた円安の流れが転換した最初の感触が得られた。
もちろん一直線に下落するわけではなく、ジグザグで戻す場面を挟みながら、ここからは中長期的に「戻り売り」の相場に変わってくるとみている。
波動論的には、年初来安値の127.50を割れてもおかしくないのではないか。その場合のターゲットは125円だ。おそらく5波動で下げていくだろう。
とはいえ、ショートを日を跨いで持ち越すとかなりのマイナススワップが発生するので、長めのデイトレ以上だとだいぶ辛くなってくる。
ここまでの半年は円キャリートレードの恩恵(キャピタルゲインでもプラス、インカムゲインでもプラス)を受けていただけに、相場観を切り替えられないと泣きをみるだろう。
時間足テクニカルとしては、
レジスタンス1が142.95どころ。
その上のレジスタンス2が143.50どころ。
レジスタンス2は高値からつくっていた下降チャネルの下限で、そこからラインブレイクで142円まで下落したところとなる。数日かけてこのあたりを確認しにいく流れはあるかもしれない。
サポートは先週(前日)安値となっている142.06。
142円を割れると141.40~50を目指すだろう。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
7/6(木)の売りシグナルが継続中。
7/7(金)の主な指標
08:50 日・5月経常収支/貿易収支
10:30 中国・6月消費者物価指数/生産者物価指数
16:00 トルコ・5月失業率
21:30 加・5月住宅建設許可
23:00 バー・FRB副議長 討論会出席
00:00 デイリー・SF連銀総裁 イベント出席
00:00 メスター・クリーブランド連銀総裁 講演
01:00 ボスティック・アトランタ連銀総裁 イベント出席
04:00 ベイリー・BOE総裁 講演