4/18(火)ドル円 見通し
昨日のドル円は堅調に推移。現在、26週MAが134.70に降りてきており、リアルタイムでそこにタッチした状態だ。
実は3/8の高値137.90はこの26週MAに抑えられて上髭になっているのだ。従って、この26週MAを日足(できれば週足)で抜けてくると、135円のレジスタンスポイントは超え、137.90の面合わせの可能性が高くなってくる。
一方、やはり今回もここで抑えられるようだと、まずは134円フラット~133.70のサポートあたりまでの調整になるだろう。
その下だと、13週MAが現在133円あたりまで上昇してきているので、上目線で見ながらも135~133のレンジを形成するイメージだ。
ユーロ円、ポンド円がおいしそう
ここ数日ドルストレートは下落しているので、ドル円が上昇基調であっても、ユーロ円、ポンド円は高値圏でレンジを形成しているが、シーズナルチャートを見ると、ここからユーロやポンドが上昇するタームに入ってくるのがみてとれる。どちらも4月末まで上昇しやすいのだ。
相場環境をみても、3月のSVBやクレディスイスを発端とした金融危機が連鎖するのではないか?という疑心暗鬼状態は過去のものとなり、リスクオンに向かいはじめているようだ。そうなるとクロス円が上昇することになる。
ファンダ的にみると、米国の利上げは年内あと1回とみられているが、ユーロ圏は2回以上が見込まれている。つまり、ドルよりもユーロが買われる地合いにある。ポンドは買われる理由もないが、売られる材料もないといったところ。つまり、ユーロ圏通貨はドルに対して買われやすい。
そして、危機が忘れ去られたいま、リスクオフの円買い環境でもないので、ユーロ>ポンド>ドル>円という強弱関係となり、結果的にクロス円の上昇が見込める。
BondoSignal(ボンドシグナル)ドル円1時間足
1時間足のBondoSignalは変わらず、4/14(金)23時に133.46で買いシグナルが点灯したままである。
前述したように、26週MAでアタマを抑えられる可能性もあるため、そろそろ利食いを入れてもバチは当たらないだろう。すでに120pipsほど獲得である。
26週MAで抑えられるようなプライスアクションが出れば、5分足のBondoSignalで売り参戦してもよいだろう。
4/18(火)の主な指標
10:30 豪中銀(RBA)議事要旨
11:00 中国・第1四半期GDP/3月小売売上高/鉱工業生産
15:00 英・3月失業率
18:00 独・4月ZEW景況指数
18:00 ユーロ圏・4月ZEW景況指数/2月貿易収支
21:30 米・3月住宅着工件数/建設許可件数
21:30 加・3月消費者物価指数
00:00 マックレム・BOC総裁 議会証言
02:00 ボウマン・FRB理事 講演