為替マーケットはどのように動くのかご存じですか?
よく思われがちなのが、
「買う人が多ければ上がり、売る人が多ければ下がる」と言われますが違います。
なんと、為替取引全体の出来高のうちの80%を、
わずか10社の金融機関が動かしています。
そう、ほぼ下記のマーケットメーカーに
動かされているのです。
順位 | 金融機関 | 市場占有率 |
1 | シティーバンク(米) | 16.04% |
2 | ドイツ銀行(独) | 15.67% |
3 | バークレイズ(英) | 10.91% |
4 | UBS(スイス) | 10.88% |
5 | HSBC(英) | 7.12% |
6 | JPモルガン(米) | 5.55% |
7 | バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(米) | 4.38% |
8 | ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(英) | 3.25% |
9 | BNPパリバ(仏) | 3.10% |
10 | ゴールドマン・サックス(米) | 2.53% |
FXはゼロサムゲームですから、相手をダマシて引っ掛けなければ、自分たちはなかなか儲かりません。
なので、彼ら機関投資家は、巨額な資金を使って相場を動かし、ぼくら個人投資家や別の機関投資家を出し抜いてくるのです。
つまり、ぼくら個人投資家が長期的にFXで勝つには、彼らのような機関投資家の動かしたい方向を察知して(ダマされないようにして)、それについていくしかないのです。
こういったマーケットの原理的なメカニズムを知らないと、いくら戦略や戦術をこねくりまわしたところで、なかなか勝ち続けることは難しいでしょう。