ドル円の見通し
前回の記事において、ドル円の戻り場として
146.00~147.50を設定していたが、
(一度は反応しているが)
わりとあっさりと上抜けしていった。
高値としては148.80まで上げて、
これは直近最高値151.95からの
ネックラインともいえる節目に
ぶちあたっている。
ここをクリアに上抜けてくる、
つまり149円台に乗せてくるとなると、
150円の節目、もしくは再び(いや三たび)151.95を目指す可能性も出てくる。
しかし、中長期的には戻り売りの相場
という基本感に変更はない。
もちろんこれだけ強い相場なので、
短期的には押し目買い狙いのトレードしかしていない。
1/22(月)~23(火)に日銀会合、
1/30(火)~31(水)にFOMCがあるので、
そこらで転換となるかどうか。
現状どちらも「政策変更はない」
というのがマーケットのコンセンサスである。
なので、当日の政策変更云々よりも、
植田総裁、パウエル議長の会見の内容から
今後の変更時期を探ることになる。
特に植田総裁はマイナス金利を解除したいはずで、
市場は「マイナス金利解除は先延ばし」というのが
現在のコンセンサスだから、変更時期を明確化してくると
サプライズ感があるだろう。
ドル円4時間足チャート
ネックラインで止められて下落に転ずるか、
一旦150円手前あたりまで上げてから下落してくるか、
はたまた最高値更新を目指すのか、
ドル円は分水嶺といえる領域に差し掛かっている。