ドル円の見通し
昨日は2022年の高値151.95を突破してくるかと思い、夜中の1時まで見ていたが、あと数銭のところで151.20あたりまで急落した。おそらく利益確定売りやオプション絡みだと思うが、年末が近づくにつれこのような巨額ポジションの利益確定の売りが多くなってくるだろう。
それでなくても、シカゴIMMを見れば、相変わらずネットショートで▲10万枚をキープしたままなので、何かの拍子に巻き戻しが起こってもおかしくない。
152円に突っ込めば損切を巻き込んで瞬間的に数十pips上昇するだろうが、そこが先日投稿した8年サイクルの頂点になってもおかしくない。
そして、本日は22時30分にCPIの発表がある。去年はこれが予想より下振れたことで、円安の流れにあったものが円高に変わったのである。(その前に3回の介入があったのだが)
CPIの予測値としては、前月比、前年同月比ともに、インフレは鈍化しているという予測である。仮に予測よりも高い数値が出れば、インフレは思ったよりも沈静化していないということでドル買いの材料にされ、低ければインフレ鎮静化→年内の利上げ停止(来年には利下げの観測)→米債利回り低下・ドル売りとなるだろう。
どうやら鎮静化のスピードが鈍っており、しかも10月のCPIは保険料の算出方法の変更により上振れやすいというハナシもあるようだ。
仮に高い数値が出て、ドル円が152円台に急騰、実弾介入実施で急落という流れには注意したい。
トレードアイデア
去年の介入実績からいえば、5円ほどの急落となっている。例えば、152円台後半で介入が出れば147~148円までの下落となる。昨日もそうだが、介入なのかただのポジション調整なのかの判断が難しいが、本当に介入が入ればその流れに乗りたい。
もしくは、ドル円が落ち切ったところを見計らってのクロス円のロングもよいかもしれない。
いずれにせよ、最高値圏でのドル円ロングはできない。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
11/7(火)からの買いシグナルが継続中。
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