ドル円の見通し
昨日、ドル円見通しの記事をアップした直後に、前日(6/14)高値140.30をブレイクし、東京時間いっぱいを使って141.50まで上値を伸ばした。そして、イギリス開始をピークに1時間足で逆ピンバーを形成し反落、現状は140円台前半である。
日足ローソクをみると上髭の長い逆ピンバーが出ている。つまり、テクニカル的には天井を示唆、円高のリスクが示現している。
そして今日は日銀会合(11:30頃)、植田総裁の会見(15:30)がある。
コンセンサスは9割方現状維持の緩和継続である。であればまた141円を目指す動きとなるとみる。がしかし、1割程度はYCCの撤廃、ないしバンド幅の修正が行われる可能性もないわけではない。もしそうなるとサプライズなので、2~3円くらい円高に振れる可能性がある。この場合、テクニカルとファンダメンタルズが一致するかたちになるので注意が必要だ。
サプライズなしで上値トライなら、前日高値141.50を目指し、そこもブレイクするなら142.50までの上昇余地が生まれるだろう。
問題は上述のBadサプライズの場合で、以前から言及している139.00~138.70のサポート帯を突き抜けるなら、141.50の上昇がダマシとなり、損切を巻き込んで盛大に円高に振れるリスクがある。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
昨日Twitterで流した直後に買いシグナルが確定。最大で110pips程度の利益となった。そこから反落し、現状は午前3時に確定した売りシグナルが点灯中。
6/16(金)の主な指標
11:30 日銀政策決定会合
15:30 植田・日銀総裁 定例会見
16:00 ブラード・セントルイス連銀総裁 講演
18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数(確報値)
20:45 ウォラー・FRB理事 講演
22:00 バーキン・リッチモンド連銀総裁 講演
23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)