UBSによるクレディ・スイス買収が決定したが、AT1債が無価値となることがわかり昨日はリスクオフの円高となった。しかしながら、欧州やイギリスなどの金融当局が、「社債保有者の前に株主に損失負担を求めることを表明」したことで、その巻き戻しの動きとなっている。
もしクレスイ破綻になったら、リーマンショック以来の規模の銀行破綻となるところだったが、あのときの教訓があるせいか中央銀行の対応も早い。
リスクオフの巻き戻しがもっと起こると思ったが、市場の動きは鈍い。まだマーケットは疑心暗鬼になっているようだ。ひとたび安心感が戻れば、ドル円は135円あたりまでの戻りもあると思うのだが。
FOMC待ちの雰囲気もあるかもしれない。
そのFOMCだが、0.25%の利上げがコンセンサスである。もし、一連のリスクオフを加味して「据え置き」となればドル安要因となる。ドット・プロットとパウエル議長の発言に注目したい。
じゃあ午前3時に起きるかといえば、まだ未定。ふつうに寝てるかも。