3/10(金)の米雇用統計は、雇用者数自体は予想よりも多かったが、平均時給や失業率が予想よりも悪かったため、ドル円は円高に振れた。
と思ったが、それよりも米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻により、急激に円高が加速し、134円フラットどころまで下落した。
原因はどうあれ、3/10の記事でも書いたように、結果的に135.30を割れたら、133~134あたりまで下落する可能性を見ていたので、想定しておいたことが功を奏した。
リーマンショック以来の最大規模の銀行破綻と騒がれており、これがどのくらい波及するかはわからないが、一時的な円高はまだ続く可能性はあるものの、過度なリスク回避の円高にはならないとみている。
それこそ、シーズナル的には3/17(金)頃まで円高の流れになりやすいと出ているが、自ずとまた円安の流れに切り替わってくるのではないか。
つまり、中期的な目でみれば、それはやはり「よい押し目」を供給してくれているのではないかと考えている。