ドル円の見通し
147.15の安値を付けてから戻り局面だったドル円だが、その戻りも149.70どころでアタマ打ちになった可能性が高くなってきた。波動論からすると、次は下落3波動目になるので、147.15を下抜けることになる。
下落3波のターゲットとしては、151.95→147.15の下落幅(4.8円)である1.618倍の値幅(7.7円)を、149.70から下にとった142円どころとなる。等倍なら145円どころだ。
最終的に5波構成であれば、前回も言及したとおり、中長期的には130円あたりまで下落してもおかしくないだろう。
ともあれ、まずは直近安値の147.15までの下落を見込み、そこを本当にブレイクするかどうかを見極めたい。
ローソク足のプライスアクションとしては、11/20の大陰線、11/21の下ヒゲの長い十字線(というか実体が極小のピンバー)、11/22の大陽線の3つのローソク足をみると、直近高値を更新してもおかしくないような反転のフォーメーションである。しかし、フィボナッチ50%~61.8%の戻りでアタマ打ちとなった可能性が高く、このまま直近安値147.15を下抜けるなら、上記3本のローソク足は”ダマシ”(フェイク/ブラフ)とみなされるため、やはり下落に拍車がかかることになるだろう。
需給でいえば、これもくりかえしになるが、円ショートが▲10万枚あり、年末が近づいてくることを考えれば、ショートポジションの決済・巻き戻しで円買いとなるため、これもドル円が下落方向に傾くバイアスとなる。
また、トレーダー心理面も鑑みれば、147.15を下ブレイクするとなると、これまで「円は売っときゃいい」と思っていた連中のぶん投げ(決済・損切)が起こるだろうから、そういう面でも注目の価格帯である。
トレードアイデア
というわけで、ドル円のトレードとしては戻り売りで、147.15割れ、つまりは146円台に入るなら追撃売りを仕掛けるところである。
別の視点でいえば、引き続きとなるが、ドル安の鮮明化、円売りの巻き戻しの本格化であれば、ユーロドル、ポンドドルの買いを狙いたい。シーズナル的にもユーロは年末高の傾向が強い。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
11/22(水)の買いシグナルは最大で+130pipsの利益。
現在は11/27(月)13時に売りシグナルが確定、継続中。
(画像クリックで拡大できます)