ドル円の見通し
9/11(月)のドル円見通しにおいて、「9/5の大陽線の孕み足の高安を、日足でどちらか抜けた方に強くなる」と書いたが、まさにその日のザラ場で安値146.40を下抜けて、145.90まで下押しした。
がしかし、そのあとあれよあれよとマド埋めとなる147.70まで戻したのだった。結局、9/11の足は上下に長いヒゲをつけて9/5のローソク以上の孕み足となっている。
というわけで、レンジの幅が広がっただけで、相変わらず上値も重く、下値も堅い。
直近でいえば、時間足レベルで上髭が連発しており、高値も切り下がってきているので、だんだんと上値が重くなってきているように見える。
昨日のCPIも予想より良い数字でドル高円安方向に動いたが、結局上値はブレイクできずに反落している。
米10年債利回りの昨日の日足ローソクは、4.36%の高値を伺いながら、長い上髭のローソク足となっており、ダブルトップを匂わすかたちになっている。
ドルインデックスは、ドル円と同じく9/11の大陰線の孕み足である。
米10年債利回りがこのままダブルトップが意識され、反落してくるようであれば、ドルインデックスもドル円も高値は超えられず反落の流れになりやすい。
なお、21時15分にECB、45分にラガルド総裁の会見があるので、ドルインデックス、ユーロドルは反応するだろう。
また、米国のインフレ指標が出るが、ある程度乱高下するだけで来週のFOMC待ちになるとみる。また、来週金曜日(9/22)に日銀もあるので、やはり高値圏でのレンジで膠着か。
トレードアイデア
というわけで、上は147.80、下は146.00のレンジの中で短時間でやるしかない。
時間足レベルでは147.50~60あたりがすでに重くなってきているので、そのあたりまで上げてくれば戻り売りで入る。
ただ、21時半のPPIで吹き上がる可能性があるので、その時間が近くなってきたらやめる。一瞬吹き上がって止まるようであれば売ってもおもしろい。
下は146.70あたりに巨額オプションがあるのでそのあたりが意識されやすいだろう。指標がない時間帯であれば、このあたりのレートで逆張り参戦するのもありだろう。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
ブログが2日空いた間にシグナルが頻発している。
まず、9/8(金)の買いシグナルは▲68pipsの損失となった。
9/11(月)の売りシグナルは最大で+100pipsの利益。
9/12(火)の買いシグナルは最大+69pipsの利益。
そして先ほど9/14(木)14時に売りシグナルが確定した。
(画像クリックで拡大できます)
9/14(木)の主な指標
15:30 スイス 8月生産者輸入価格(前月比)
21:15 ★★★ ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 米国 前週分失業保険継続受給者数
21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数
21:30 ★★ 米国 8月小売売上高(前月比)
21:30 ★★ 米国 8月小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 ★★ 米国 8月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 ★★ 米国 8月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30 ★★ 米国 8月卸売物価指数(PPI)(前月比)
21:30 ★★ 米国 8月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
21:30 カナダ 7月卸売売上高(前月比)
21:45 ★★ ユーロ圏 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
23:00 米国 7月企業在庫(前月比)