FX初心者白熱講義トレード強靭化計画

7/27(木)ドル円の相場感と今日の主な指標

ドル円の見通し

結局、午前2時半くらいにノソノソ起き出して、リアルタイムでFOMCを確認した。

0.25の利上げはコンセンサスどおりでほぼ無風だったが、「利上げ継続はデータ次第」というパウエル議長の発言が思ったよりもハト的で、マーケットのコンセンサスによりそうかたちとなり、ドル円はサポートいっぱいの139.93まで差し込んだ。

7/25の記事でも書いたが、140.00を割れると円安の戻りは終わった可能性が点灯するので、なんとか首の皮一枚を守ったかたちである。

今日は21:15にECB、
21:45にラガルド総裁の会見がある。

ユーロ圏の指標は弱い内容が増えてきており、今回0.25%の利上げだが、次回9月に関してはタカ派の要人からも慎重姿勢の発言が増えているので、順当に考えればユーロの上値が重くなるように思う。

それを織り込んでかユーロドルは直近では下落トレンドとなっている。が、テクニカル的には中長期でユーロは上昇すると思っているため、相場感とはチグハグな現状ではある。ユーロはそんなに手を出す通貨ではないのだが、それゆえ個人的にはまだ様子見である。

そして明日は日銀だが、マーケットはFOMCやECBよりも日銀に注目しているようである。かつ、YCCの修正があるのでは?という観測が根強い。植田総裁の発言や報道では「今回もYCC修正は無し」ということだが、以前に「やるときはサプライズ的にやるかもしれない」という発言も残しているため、最近の日本のインフレ指標を鑑みても、実際にYCC変更くらいの施策は大いにある、というのがマーケットの3割くらいの見方である。

”8月の円高アノマリー”を考えてもそれらの引き締めで円高にいってもおかしくはない。そもそも現状の円安トレンドは145円からの円高トレンドの揺り戻しで、「本来のトレンドはすでに円高トレンド」というのがぼくの相場感である。

テクニカル的には、
昨日に書いたディセンディングトライアングルのセオリーが機能して、140.70~80のサポートが割れたかたちとなっている。(ダマシとはならなず素直に下げていった)

現状では1時間足で下降チャネルが形成されており、その中を上下動している。

サポートとしては139.70~80どころで、ここをしっかり割れるかどうかが分水嶺となるとみている。しっかり割れると今の円安の戻りはすでに142円でトップアウトし、円高の流れに変わってくる最初のシグナルとなる。

逆にここが守られる限りまだ円安の流れの中にあるとみられる。それもこれも日銀次第、植田総裁次第ともいえるため、スイングレベルのポジションはとりにくく、ちょこちょこ短期で回すしかない。

BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート

売りシグナル継続中。

(画像クリックで拡大できます)

7/27(木)の主な指標

21:00  メキシコ・6月失業率/貿易収支
21:15  欧州中銀(ECB)政策金利発表
21:30  米・第2四半期GDP/個人消費/コアPCE(速報値)/6月耐久財受注(速報値)/新規失業保険申請件数
21:45    ラガルド・ECB総裁 定例会見
23:00  米・6月中古住宅販売保留指数
23:30  米・EIA天然ガス貯蔵量

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