ドル円の見通し
昨日の弱いCPIをキッカケに、節目が集中する140.00~138.50の領域を超えて、138.15どころまで下落したドル円。ここからオーバーシュートする可能性もあるが(すでにオーバーシュート”済み”かもしれない)、ここからの下落は限定的だという見方に変更はない。
なので、追撃で売ることはせず、まずは転換を待ちたいと思う。
根拠としては昨日の記事に挙げた①~④のテクニカル要因以外にもいくつかある。
まず、ドルインデックスもいいところまで下げたので(日足では長期サポートとなっていた100.80を割れてはいるが、節目の100.00や99.91がある)、一旦ドル安も止まると思われる。ユーロドルやポンドドルなどのドルストレートもそれぞれ節目を若干ブレイクしてきているが、それらがこれからも上値追いを続けられるのかといえば、微妙なところだろう。
また、ドル円は日経平均と連関しているわけだが、「日経がダブルトップをつけた」という論調が多いが、果たしてどうだろうか?ぼくとしては、上昇トレンド中の「下降チャネルの中のもみあい」ではないかとみている。つまり、”上昇トレンドの中の踊り場”という見方である。一方、ダブルトップは天井を示唆するかたちなので33700円で天井をつけたという見方である。見方としては大きな違いとなるわけだ。
相場サイクル的なものとしては、来週から7月も後半戦となり、今週いっぱい(ややもすると週の後半となる本日木曜日の欧州時間やNY時間から)で下落波動は終了し、来週から転換してくる可能性もある。
とはいえ、まだ逆張り的にロングできる状態ではなく、あくまで「追撃売りは慎みたい」ということである。
一方で、さらなる下値攻めしてくる場合は、5月の高値である137.50~60どころがサポートポイントである。
なお、さらにその先のことを言うと、仮に転換して上昇波動となっても、それは「大きな下落波動の中の修正の戻し」という位置づけなので、あまり長くは持ちたくはないロングである、ということは付け加えておきたい。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
7/6(木)からずっと売りシグナル継続中。今日で1週間。絶賛マイナススワップであるw
7/13(木)の主な指標
15:00 英・5月GDP/貿易収支/鉱工業生産
18:00 ユーロ圏・5月鉱工業生産
20:30 欧州中銀(ECB)議事要旨
21:30 米・6月生産者物価指数/新規失業保険申請件数
23:30 米・EIA天然ガス貯蔵量
時間未定 独・5月経常収支