ドル円の見通し
5月が終わったので、ドル円の月足・週足という長い足のローソクをみると、大陽線となっていて、プライスレベルが一段持ち上がったようにみえる。140円にのってから「高値警戒感」をもっているが、これらの足をみると、137.50以下の下値攻めもできないと感じる。
つまり、中長期の値幅を考えると、137.50~145.00あたりが主戦場になりそうだ。
直近では下落してきているが、これも限定的だろう。まずは直近ダブルトップ140.90を超えられるかどうか。そして、最高値151.90からの61.8%戻しの142.50を目指すか、といったところだ。
下値としては、昨日の記事で書いた、ダブルトップの等倍の下落幅に相当する139.30はすでに達成した。そして、現状はサンドイッチラインの139.00のサポートから反発している。その下のサポートとしては、138.20(5/11上昇起点からの38.2%押し)どころで、さらにその下だと137.40(同50%押し)だろう。
週足・月足からみる下値としてはこのあたりがメドとなりそうだ。
明日6/2金は米雇用統計がある。その結果次第で再来週のFOMCを模索する展開になるだろう。昨日の4月JOLT求人数が予想を上振れたことにより、雇用統計も上振れる予想になっているようだ。なお、今日はその前哨戦となるADP雇用統計もある。
中長期ではまだ上昇だろうが、短期的にはまだ下落が続くのか、もう切り返しに入るのか見極めたい。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
売りシグナル継続中。
6/1(木)の主な指標
15:00 独・4月小売売上高
15:00 スイス・4月貿易収支
16:55 独・5月製造業PMI(確報値)
17:00 ユーロ圏・5月製造業PMI(確報値)
17:30 英・5月製造業PMI(確報値)
18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数(速報値)/4月失業率
18:00 南ア・5月ABSA製造業PMI
18:30 ラガルド・ECB総裁 講演
20:30 欧州中銀(ECB)議事要旨
21:15 米・5月ADP民間雇用者数
21:30 米・新規失業保険申請件数
22:45 米・5月製造業PMI(確報値)
23:00 米・5月ISM製造業景況指数/4月建設支出
23:30 米・EIA天然ガス貯蔵量
00:00 米・EIA原油在庫