ドル円の見通し
今週すでに木曜日となってしまったが、ドル円は1週間前の11/2(木)に提示した、第2サポート149.30からの押し目買いが奏功したかたちとなっている。
米10年債利回りやドルインデックスは、ピークアウト感が高まっている様相ではあるがドル円は強いままだ。円以外のドルストレートではドルは弱まってきているが、それよりもさらに円が弱いということである。つまりはクロス円がめちゃ強いということだ。
とはいえ、ドル円の上値は介入警戒感、下値はポジション調整以外に売られる理由がないので、落ちてくれば買われるため狭いレンジとなっている。
それは平均ボラティリティーをみても明らかで、ドル円はどんどんボラが狭まってきており、東京、欧州、NYの平均ボラは50pips以下である。
ぼくのトレードもクロス円やドルストレートが中心で、ドル円は後述するような秒スキャ・分スキャ(秒、ないし数分程度で決済するスキャルピング)に徹している。
トレードアイデア
直近では150.70のサンドイッチラインからの押し目ロング。
150.70が割れるなら、150.30あたりまでのショートでも取れるかもしれないが、150.50あたりからまたロング勢が出てくるかもしれない。第2サポートとしては150.30。
上記は数十pipsのレジサポを基準としたアイデアだが、現状では1日でもそれらのレジサポに届かない値幅しか出ないことも多くなってきている。そんなときには、分足のゾーンを基準とした”チリツモスキャル”をやっている。
ボラが無い中でも、当然値動きには波があるので、分足レベル(1~5分足)では上下のトレンド、ないし横ばいの状態が発生する。その中で例えば、上昇トレンドが発生しているときに、小さいレンジ(踊り場)をつくり、そのレンジを下抜けしたところを逆張りする(つまりトレンドからみると順張り)のである。決済はゾーンの上限付近で数pips程度である。
考え方としては、上位の時間足にも共通する、相場の本質を捉えた方法なので優位性は非常に高い。が、言うほどカンタンでもないので訓練が必要かもしれない。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
11/2(木)の売りシグナルは、最大+147pipsの利益。
現在は、11/7(火)5時に確定した買いシグナルが継続中。
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