ドル円の見通し
6/30の高値145.06まであと数pipsというところまで上昇してきたドル円。実は円先物チャートでは6/30の高値を超えている。よってドル円でも145円を超えてくることは必至だが、ご存じのとおり介入警戒ゾーンに入ってくるため、それとの心理戦の様相となる。
ましてや日本勢はお盆休み、海外勢は夏休みの薄商い相場のため、チョッピーな展開にもなりえるだろう。
以前にも書いたが、神田財務官の介入牽制が非常にうまいため、仮にこのままスルスル146円147円と上がってきた場合、薄商いの中のサプライズ発言、ないし実弾介入という線も浮上してくる。
日米の金利差は保たれているためドルは買われやすく上昇しているのだが、近いタイミングで下落波動に転ずるという考えは変わっていない。
ただ、金利差に変化が無いとすれば、何がキッカケでドル安円高になるのかはわからない。3月の金融ショック的なものなのか、欧米の商業用不動産がトリガーとなるのか、(アップル株が急落しているが)ハイテク株や米株が震源地になるのか?
ともあれ、いまはまだ上昇トレンドを描いているので、押し目を拾い短時間で利食いながら転換のサインに注意していくしかない。
時間足チャートではキレイな上昇チャネルが引ける環境にある。このチャネルが下方に破られない限りは押し目買い方針とならざるをえない。
浅い押し目の
サポート1としては、144.60~70どころ。
サポート2は、143.90(8/3高値レジサポ転換ライン)
サポート2の143.90を割れてくると、上昇チャネルの下限も割れることになるため、最初の転換サインということになるだろう。
145円台にしっかり乗ってきたならば高値の目安として、
7/14の安値137.20から142.00までの上昇波動(a波)の1.618倍である145.60
7/28の安値138円からのN計算値で147.20あたり。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
(画像クリックで拡大できます)
8/14(月)の主な指標
とくになし。