FX初心者白熱講義トレード強靭化計画

8/14-8/18ドル円などの相場感ふりかえり

しょーちゃん
8/14~18は娘の夏休みで出かけたりしており、トレードもあまりできなかったので、次週への備えも含め今週の相場のふりかえりをしておこうと思います。

夏枯れ相場の中、気になるトピックがいろいろと出た。それぞれ見ていこう。

・マイケルバリーがSP500とナスダック100を巨額ショート(+日経平均をロング)

・人民元介入強化 / 中国恒大集団(エバーグランデ)の米連邦破産法申請

・ビットコイン8億ドル相当がロスカットされ、前日比-9.2%安

・来週に向けてのドル円などの相場感。8/24(木)ジャクソンホール。BRICS+年次会議。

マイケルバリーがS&P500とナスダック100を巨額ショート

映画「マネー・ショート」のモデルとなったマイケルバリーが、4-6月期にS&P500(SPY)とナスダック100(QQQ)のプットオプションを購入し、トータル16億ドルもショートしていたことが判明。これがマーケット界隈で話題となった。

マイケルバリーはサブプライムローンの問題にいち早く気づき、いわゆるリーマンショックで大儲けしたことで有名な人物。ただ、ショートしていったのは2005年頃からで実に2-3年ものあいだ担がれ続けた。あげく顧客に対してファンドの解約を禁止し、最後の最後で賭けに勝ったのだ。これら一連のストーリーが「マネー・ショート」の題材となっているわけだ。

というわけで、今回もショートの仕掛けが早すぎるのかもしれないし、空売りしたのは4-6月期のハナシなのですでにポジションを解消しているかもしれない。

ただ注目したいのは、バリーは年初にひとこと「売れ」とつぶやき、3月に「間違いだった」と認めた経緯があるのだが、その後にこれら巨額のショートを仕込んだことになる。

しかも彼の過去5年間の運用額はたったの1億8000万ドルだったにもかかわらず、突然ポートフォリオ全体の93%にあたる16億ドルもの空売りを仕込んだのだ。

ちなみに、リーマンショック前に仕込んでいた空売り額は13億ドルである。

巷では、来年2024年の米大統領選挙までは株価は安泰(大統領選の前に株価が下落したら落選は必至なので、買い支える、利下げはしないはずという思惑。それはそれで整合的ではあるのだが)という論調が支配的ではあるが、マイケルバリーは何か知っているのか?というハナシ。

実はぼくも(以前から書いているが)、株価大暴落きてくれないかなと待っている者のひとりである。(別にショートしているわけではない。むしろロングしている。暴落したところで仕込みたいだけ)

あ、ちなみにバリーは米株のショートと同時に日経平均の現物ETFをロングしているらしい。

人民元介入強化 / 中国恒大集団(エバーグランデ)の米連邦破産法申請

中国の不動産や市況全体がおかしくなっていることは、もう数年前からずっと言われていることだが、人民元介入強化の報道と、恒大集団のニュースがリスクオフのきっかけになった(という報道)。

中共が発表する数字など”デタラメ”というのは誰でもわかりきっていることだが、ゆえに本当の数字は誰にもわからないところが恐ろしい。数字的な落ち込みが顕著なわけだが、そのマイナスの数字のケタが違うというのが実際の数字に近い、というのだからそれがオモテに出てきたときのショックがデカイのだ。

恒大集団の報道もそれ自体がリスクオフというよりも、シャドーバンキング問題などその周辺に飛び火してサプライズ的に出てくるネガティブ材料に注目なのである。

中国は、昔から日本の不動産バブル崩壊を研究しており、社会主義よろしくハードランディングでもソフトランディング化させることができ、もしくはノーランディングで無かったことにすることもできる国なので、結局、中国発のリスクは世界市場には広がらないという見方もある。

ビットコイン8億ドル相当がロスカットされ、前日比-9.2%安

ビットコインが大幅下落したことも話題となっていた。イーロンマスクがポジションを清算しただのいろいろと出所はあるのだが、リスクオフの連鎖反応かと訝しく思う。

来週(8/21-25)のドル円相場感

といったところで、来週の相場感である。

ドル円は8/17(木)に高値146.56をつけ、週末値は現在145.40あたり。

8/15の記事で提示したエンディングダイアゴナルの上昇ウェッジは下割れた状況にはなっている。

週足ローソクは逆ピンバー(上髭が長く実体が小さいローソク足)になっているが、これで反転したと捉えるのは時期尚早だろう。ただ、プライス的には反転ターゲット内(145.00-147.20)ではある。

日足ローソクは8/17-18と2日連続陰線が出たが、レジサポラインの145円フラットどころから反発しており、再び上値トライの流れになってもおかしくはない。反転したと捉える最初の小さなシグナルは少なくとも144円台に入ることだろう。

145円後半~146円前半までの戻りでアタマ打ちし、大陰線が出て144円台に突っ込むなどすれば反転シグナルとしてはわかりやすいのだが。

いずれにしても個人的にはもう上値追いはしたくない。

米10年国債利回り、ドルインデックス、ユーロドル

ドル円との相関性の高い米10年国債利回りは、4.33%で2022年10月高値とダブルトップになっている。ダブルトップ突破となれば、ドル円もまだ上値を目指すことになる。こちらは上昇ウェッジを下放れてはおらず、高値更新が視野に入っているといえるだろう。

ドルインデックスは今年7月の高値103.57をザラ場で上抜けするも、2日連続で上髭を出している。直近は十字線に近い足型である。間違いなく103.57が意識されているが、下値も支えられているということでもあり、下降トレンドラインを上抜けていることも鑑みると、高値ブレイクの可能性が高まっている。

ただ、ドルインデックスの逆相関であるユーロドルをみると、ダイアゴナルトライアングルを形成しており、仮にこれが上抜けを果たすと、ユーロ高ドル安となる。ユーロドルは1.0840がサポートとなっており、これが割れると、ドルインデックスも103.57をブレイクするということになるだろう。

つまりまとめると、米10年債が4.33%でダブルトップ形成で下落、ドルインデックスが103.57でトップアウト下落、ユーロドルが1.09台に浮上することで、ドル円が下落波動に転換するという見方を強化できる。

8/22(火)BRICS+年次総会、8/24(木)ジャクソンホール

イベントとしては8/22~24にBRICS+があり、ゴールドに紐づけられた新通貨を導入する予定である。ドル、ユーロ、円などのメジャーカレンシーの信用創造が肥大化しすぎた中での金本位制への回帰、そして世界の基軸通貨ドルに対する挑戦とも捉えられる出来事だが、すでに発表されている内容のため、マーケットに材料視はされないだろう。ただ超長期的にドルの信用を削っていくのか、歴史をふりかえれば「重要な転換点だった」ということはあるのかもしれない。

重要なのは8/24のジャクソンホール会合で、注目のパウエル議長の講演は8/25(金)日本時間23時5分ということになっている。

  • B!