ドル円の見通し
本日21時半にCPIを控えるドル円は、一昨日の終値で143円台をつけたことにより、昨日は143.75まで上昇し、直近高値143.95を伺う状況となっている。
今日のCPIと明日のPPIにマーケットの注目が集まっている。これらインフレ指標が上ブレする場合は、「データ次第」としていたパウエル議長の発言を鑑みるまでもなく、利上げ再開の思惑となり、ドルは上昇することになる。
そうなると、直近高値143.95を突破することは必至で、直近最高値145円を狙う動きとなる。その場合は145円での面合わせによるダブルトップになるのか、145円を超えるのかというところに注目で、昨年10月につけた「152円からの下落波動の戻り局面」はまだ継続しているという判断になる。
一方、それらインフレ指標が下振れした場合は、現在141.50から上昇チャネルを描いて上がっているドル円は、チャネルを下にブレイクし、まずは142.80を下割れして日足が確定するかどうかの判断となろう。
そうなった場合は、ダブルトップ(もしくは右肩上がりのダブルトップくずれ)によって、戻りの頂点を付けたことになり、下落波動再開の最初のシグナルとなるだろう。なお、下落波動の確定シグナルとしては、141.50を下に割れたときである。
つまり、テクニカル的判断においても「データ次第」となるので、今日明日の指標には要注目だ。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
8/7(月)20時に確定した買いシグナル継続中。
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8/10(木)の主な指標
16:00 トルコ・6月失業率
21:30 米・7月消費者物価指数
21:30 米・新規失業保険申請件数
23:30 米・EIA天然ガス貯蔵量