2023年6/27(火)現在、ユーロ円の長期足で過熱感が出ており、今週中にも反落する可能性があるかもしれない。以下箇条書きにて示したい。
(1)月足RSIが70を上回っている
トレンドが出ているときにオシレーター系は使えないが、月足のRSIが70を超えることは多くはない。直近では2022年10月にほぼ70ちょうど(上回ってはいない)。その前は2022年6月でこのときはほんのわずか70を上回った。前者は7円ほど、後者は10円ほど下落したのだ。
(2)週足RSIも70を上回っている
週足でもRSIが70を上回ることはなかなかない。直近では2021年5/3~5/28まで約1ヶ月70を上回り続けた。このときの高値は133.90。なお、月足RSIは70に達していなかった。そして、8月まで約3ヶ月かけて133.90から127.90まで6円ほど下落したのだった。
(3)日足ローソク足で首吊り線(6/23)、十字線(6/26)が2日連続で出た
天井を示唆するローソク足型である「首吊り線」が6/23に、相場が迷っているときに出る、ないし天井圏で出ると天井を示唆するといわれる十字線が6/26に出た。つまり、2日連続で天井を示唆するローソク型が出たわけだ。
ただし、仮にこれらの高値を超えて強い陽線が出た場合は、天井を否定するかたちになり、よりさらに上値を目指すかたちになるので注意したい。(逆にいった場合はより強いという相場の本質)
(4)今週は半期末、四半期末、月末が重なる
今週は6月末の週ということで、半年、3ヶ月、月末による世界の機関投資家のリバランスやポジション調整が出やすい。しかもここまで株が上がってきたのでよりその調整色は濃くなるとみる。そうなるとリバランスやヘッジ関連以外に、相関性の観点からもクロス円は売られやすくなる。