ドル円の見通し
今日は11時30分に日銀政策決定会合。15時30分に植田新総裁の会見がある。
金利はやはりコンセンサスどおりに据え置きだろう。注目は植田総裁の発言である。将来のYCC修正や撤廃につながる発言があるか、またその時期はいつ頃か、といった内容が含まれるかどうかで市場が反応しそうだ。「当面は考えていない」という趣旨の発言があれば、安心感でドル円は上昇するだろう。逆に修正や撤廃が示唆されれば円高。
ただ、それよりも来週のFOMCやECBにマーケットの注目がすでに移っているかもしれない。
テクニカル的にはまさに26週MA(134.20)と13週MA(133.30)のレンジ。昨日はピッタリそれがワークした格好。
ただ、日足一目均衡表の雲の上抜け、日足ローソクのプライスアクション(4/26のピンバー、4/27の下ヒゲが長く実体も強い陽線)、1時間足では現在高値134.20をつけてから落ちてきて、ブルフラッグ(下降チャネル)を形成しているようにみえる、など上昇方向のフラグが立っている。
チャート的には値幅が収縮しており、(例えば日銀きっかけで)一気に値幅が拡大しそうだ。ただ前述のように、発言しだいでどちらにも振る可能性があるのでギャンブルは避けたい。いってこいの可能性も十分あるだろう。
上値は135.40をしっかり超えられるか、下値は132円台前半まで差し込む可能性もあるだろう。
BondoSignal(ボンドシグナル)1時間足チャート
ドル円小動きによりなかなか買いシグナルが点灯していなかったが、昨日の指標発表後の大陽線で23時台に買いシグナル点灯、0時に確定した。ただ、現在(AM7時)はアゲインストされている状況。なお日銀で振らされる可能性もあるので、ぼく個人としてはポジションは持っていない。値幅で振らされる場合シグナルが出るがダマシになる可能性もあるので、値動きが落ち着くまで待ったほうがよいだろう。
4/28(金)の主な指標
08:30 日・3月失業率/4月東京消費者物価指数
08:50 日・3月鉱工業生産(速報値)
11:30 日銀金融政策決定会合 結果公表
15:30 植田・日銀総裁 定例会見
16:00 トルコ・3月貿易収支
16:55 独・4月失業率
17:00 独・第1四半期GDP(速報値)
18:00 ユーロ圏・第1四半期GDP(季調済)(速報値)
21:00 独・4月消費者物価指数(速報値)
21:00 南ア・3月貿易収支
21:00 メキシコ・第1四半期GDP(速報値)
21:30 米・第1四半期雇用コスト指数/3月個人所得/個人消費支出/PCEコア・デフレータ
21:30 加・2月GDP
22:45 米・4月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米・4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)