ポンドについて、ドル安につきポンドが買われている。
再三ご案内のとおり、3月末~4月末までポンドはもっとも買われるシーズナルになるが、細かくみると4月上旬に一旦沈み込む(下落)してから一気に駆け上がるイメージである。
現状、マーケットはリセッション懸念によりドルが売られて、ユーロ、ポンドが買われており、テクニカル的にもユーロ、ポンドともに直近最高値を更新しているため、ファンダ・テクニカルともに一致した方向性となっている。
ポンド円についていえば、ドル円の下落により値を下げている。ドル円はパッとしないが、ポンドドルの強さがあり、強弱は入れ替わるかもしれないが、ポンド円は中長期では買い方向でみている。
しかしながら、日足でみると、昨日のNYの下落により上髭が超長い逆ピンバーのかたちになっており、165後半~166円台の重さを確認させられるかたちとなっている。そうなると短期的には一旦下値を試しに行く流れとなる可能性がある。
164.00をクリアブレイクすると、163円前半まで下落幅が広がる。現在163.10あたりに日足200MAがあるためそこの守りは固いだろう。仮に200MAを突破するようだと161円ミドルあたりまで下落余地が広がる。
つまり、短期的には下落サイクル、中長期的には上昇とみたい。