MACDとは、Moving Average Convergence Divergenceの略で、移動平均線の収束と拡散を表す指標です。MACDは、短期の移動平均線と長期の移動平均線の差を計算し、その値をグラフにプロットします。また、その差の移動平均線をシグナルラインとして表示します。
MACDの使い方は、以下の3つのポイントに注意してください。
1. MACDラインとシグナルラインのクロス
MACDラインがシグナルラインを上抜けるときは、買いシグナルとなります。逆に、MACDラインがシグナルラインを下抜けるときは、売りシグナルとなります。このクロスは、トレンドの転換を示すサインとして有効です。
2. MACDラインとゼロラインのクロス
MACDラインがゼロラインを上抜けるときは、上昇トレンドに入る可能性が高くなります。逆に、MACDラインがゼロラインを下抜けるときは、下降トレンドに入る可能性が高くなります。このクロスは、トレンドの方向性を確認するサインとして有効です。
3. MACDヒストグラム
MACDヒストグラムとは、MACDラインとシグナルラインの差を棒グラフで表したものです。MACDヒストグラムが正の値であれば、上昇トレンドが強まっていることを示します。逆に、MACDヒストグラムが負の値であれば、下降トレンドが強まっていることを示します。また、MACDヒストグラムがゼロに近づくほど、トレンドが弱まっていることを示します。
