HSPとは?
最近、自分がHSPだということがわかりました。
HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字を取った言葉です。生まれついて「非常に繊細な人」「非常に感受性が強く、敏感な気質をもった人」であり、統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』です。そういわれるとそんなに珍しい感じではないですが、逆にいえば、8割の人はこの性質にはあてはまらないので、HSPの特性は共感を得ることが難しく、他人と比較して自己嫌悪に陥ってしまったり、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすかったりします。
こないだ妻から「ちょっとコレやってみ」と言われ提示されたのが、このHSP診断テスト。
どうやら妻としては、前々からぼくがHSPと疑ってたらしく、やってみたらHSPスコア88。タイプは「HSS型HSP」と出ました。
ぼく自身HSPという言葉は初めて知ったのですが、20代の頃から自分の性格や特性を生かす仕事がしたい、と思って30代でそれを実現してきたので、HSPの概念とその特徴をきいても納得感がありました。
20代の頃は2回サラリーマンをやりましたがツラかったですよ。。(勉強にはなったんでムダではなかったけどね)
HSPの能力は、トレーダーに必要な能力を高次元で満たしている
そこで、よりHSPのことを深く知りたいと思い調べていると、メンタリストDaigoの動画に「HSPの持つ超能力TOP5」という動画がありました。
daigoによるとそのTOP5とは下記です。
5位:環境把握能力が高い
4位:思いやりが強い
3位:信頼されやすい
2位:クリエイター資質がある
1位:パターンシーカーである
環境把握能力が高い
HSPの人は、得てして敏感であるがゆえにまわりから情報量を多く取り込み、そこから正確な分析・判断が可能ということなのですが、まさにFXトレードにおいては、「環境認識が8割、いや9割」といわれるくらい環境把握、環境認識能力が必要です。
テクニカルは見るしファンダも考慮する。
時間帯も気にするし、時間軸も鑑みる。
実需の動向も把握するし、IMMポジションの偏りもみる。
季節性もチェックするし、相場サイクルもみています。
別にこれらすべてを考えなければ勝てないわけでもないし、もっといろいろな情報を取得している人ももちろんいます。取り入れる材料が多ければよいってもんでもないけど、根拠が多い方にベットする方が確率的に勝ちにつながりやすいのも確かなわけで。
もうこの能力だけでトレーダー向きだ。
思いやりが強い
一見トレードには無関係と思われるこの特性。しかし、思いやりが強い、ということは「共感能力が高い」ということです。共感能力が高いということは、他人の考えていることがよくわかってしまう、相手が求めていることを先回りして考えられる、ということでもあります。
これをトレードに置き換えると、画面の向こう側にいるトレーダーたちの思惑がわかる、ということです。
トレードってのは、対人間のゲームであり、ことFXにおいては基本ゼロサムゲームなので、ダマシが横行するわけです。この”対人戦”という本質がわかってないと勝ち続けられません。テクニカル指標やオシレーター指標だけ睨んでても勝てないわけです。
特に自分と反対のポジションを持っているトレーダーの心理状況を考えるのはすごく重要です。
ひじょーに大事な能力ですね。
信頼されやすい
HSPは相手の言葉や間合いからも、微妙な感情の揺らぎなどを感じ取るので、まわりから聞き上手だと評価される、つまり信頼されやすい、ということです。
トレードとしては、信頼されやすいということよりも、「敏感に情報を感じ取る」という部分にフォーカスしたいですね。
つまり、チャート上の値動きに鋭敏に反応できる能力ということです。
例えば、ピンバーというローソク足の型がありますが、一般的にサポートラインでピンバーが出たときは底値や反転の合図だとされています。しかし、同じピンバーでも形成の仕方によってその意味合いは変わってきます。そういう細い動きすらセンシティブにとらえることができる。
ただ、感じ取ることができても、実際に対応できるかどうかはそれなりの訓練・練習が必要でちょっと別次元のハナシです。
クリエイター資質がある
「トレードって”取引”なんだからクリエイトする必要なくね?」とお思いでしょうか?
トレード道って自分のトレードの型を見出す旅路なんですよ。いやカッコつけたいわけじゃなく(別にカッコよくねえか)マジです。ガチです。
自分の性格やライフスタイルを分析して、どういったトレード法が自分に適しているのか、どの時間帯がやりやすいのか、そんな自分にとっての最適解を見出していくことがものすごく重要なのです。
もちろん最初はどこかの勝ちトレーダーの手法なんかをマネしていいんですが、それを自分なりにカスタマイズして昇華させ、つまりクリエイトしていく必要があるんですね。そこまで行きついたトレーダーは大変強いです。
パターンシーカーである
パターンシーカーとは、その対象から法則性やパターンを見い出せる、ということです。
これ、相場にはめちゃくちゃ適していますね。相場というのはあらゆる場面で相似性や近似性があります。
相場というのは、人間がやっているからなのか、長期的にも短期的にも、形や型(フォーメーション)として現れる場合もあるし、時間サイクルのようにリズムパターンとして現れる場合もあります。そしてそれらがフラクタル構造として現れます。
まったく同じ相場は二度とないけれど、似ているパターンは本当によく現れます。
「歴史はくりかえす」とはよく言いますが、相場の場合は「韻を踏む」とか「螺旋階段のよう」とか例えたりします。
ぼくもね、これらの特性はホントに納得で、別に相場に限らず、なんらかの法則性を見出してまとめてみたり、自分に当てはめるとどうなるか、なんてのはよくやってたんですよね。
HSPでよかったーーー!!!
というわけで、社会不適合の烙印を押され、会社勤めでストレスがたまりやすく、人間関係で悩みがちで、人生絶望的なHSP人ですが、トレーダーとしてならうまくいくかもよ?という提案でした。
トレーダーとして成功する要素って、会社とかで評価される人の特徴と真逆な要素ばっかりなんですよね(笑)。
ただし!HSPじゃなきゃトレーダーとして成功できないわけでもなく、HSPだからってトレードで成功が約束されているわけでもないからね。最後にそこは念を押して今回は筆をおきます。